元(はじめ)の家の基礎
Date : 2012.07.06 / Category :
完成の近づいてきた元(はじめ)の家ですが、よく見ると周りの建物とあきらかに違っている部分があります。 階段がほかの家よりも一段多く また基礎に一本ラインが入り 見た目でも高さが全然違っています。
なぜ こんなに違うのでしょうか? 私はお施主様が将来にわたってこの家に住んでいただくため精一杯の設計をさせていただいています。 工事の手が離れてから先の長い将来も長持ちし健康を守る住まいであってほしいために これ以上 周りの土の高さを上げてはいけませんとラインを入れています。また床下の通風を守るために他社のべた基礎よりも数十センチ高さを上げています。 鉄筋の間隔 太さも最適になるよう設計の都度構造計算をやり直しています。
写真の 低いほうの基礎は循環型高気密の家ですが、これではまだ施工の途中から澱んだよくない空気を 循環させてしまう予感がしてしまいます。
私たちの行うすべての設計工事は 長く将来にわたりお施主様がが快適に住み続けていけるようにとの願いからです。
こんな家もありました。中堅有名メーカーですが、もう引き渡されお客様が住まわれているのに配管はむき出し しかも基礎を破って横に配管が入っています。これでは遠からず床下が湿って澱んでいくことになるでしょう。
年間数十棟も建築している会社とは到底思えません。