大掃除の季節
Date : 2016.12.12 / Category : その他
昨年の「サンぽつうしん」でもお伝えしました
ナチュラルクリーニング
重曹やクエン酸・お酢などを使ったお掃除方法です
洗剤には、大きく分けて「酸性」「中性」「アルカリ性」の3つがあります。
便器の尿石、石鹸カス、水垢には「酸性」の洗剤、
しつこい油汚れ、シミ、皮脂汚れ、煙草のヤニ汚れには「アルカリ性」の洗剤を使います。
「中性」の洗剤は、比較的洗浄力は弱いので軽い汚れに向いています。
汚れの種類や状態によって、使う洗剤を変えることで、すっきりキレイにすることができます。
ついてすぐの汚れなら、落とすのは簡単。
できることなら、すぐにキレイにするのが一番ですね。
強力な洗剤は、洗浄力が強い一方、材質に与えるダメージ・皮膚や目に与える刺激も強いです。
そこで、専用洗剤がなくても汎用性の高い「重曹」、「クエン酸・お酢」の使い方をまとめてみました。
重曹 (アルカリ性洗剤)
【効果】弱アルカリ性で水に溶けにくい性質を活かして磨いたり、油汚れに適しています。
◆研磨◆クレンザー代わりに。(鍋やシンク、茶シブなど)
◆中和◆油汚れを落とします。(食器やガス周り、グリル、レンジなど)
◆脱臭◆酸性の臭いを抑えます。(魚や肉、冷蔵庫やゴミ箱、下駄箱、たんす、ラグなど)
【使い方】
①重曹水・・水100mlに対し小さじ1の重曹を溶かします。汚れにスプレーをすると効果的。
②粉そのままで・・汚れに振りかけてこすったり、容器にいれて脱臭剤として使用します。
③重曹ペースト・・重曹2に対し水1でペースト状にします。レンジの汚れなどにラップやキッチンペーパーでパックして使うと効果的。
クエン酸 (酸性洗剤)
【効果】アルカリ性の汚れを中和させます。お酢の臭いが苦手の場合はクエン酸がおススメ。
◆中和◆アルカリ性の汚れを落とします。(水垢、石鹸カス、電気ポットなど)
◆消臭◆アルカリ性の臭いを抑えます。(トイレなど)
【使い方】
①クエン酸水・・水100mlにクエン酸小さじ1/2を入れて溶かしスプレーボトルに入れます。水回りにスプレーをすると汚れ防止にもなります。
②ビネガー水・・酢1を水2で薄めます。(使い方はクエン酸水と一緒)
また、重曹とクエン酸(または酢)を汚れた部分にふりかけ少量の水をかけると、発泡します。
がんこな汚れの場所や、ヌメリの気になる排水口などに発泡させると、泡を留まらせて汚れを落としやすくなります。
国民生活センターのホームページでは、重曹やクエン酸などを使ったお掃除方法が、わかりやすく紹介されています
→汚れの正体を知れば 楽に掃除ができる – 国民生活センター(PDF)
ナチュラルクリーニングのメリットは、
・素手でさわっても大丈夫な安心。(長時間使う場合や肌が弱い方は手袋着用がおすすめです)
・この2種類があれば、キッチン・お風呂・トイレ・床掃除など、あらかたのお掃除に使えること。
また、洗濯や手作り入浴剤にも使えるので、家中大活躍です
今年は早めにお掃除を始めて、ゆとりのある年末を過ごしませんか