住まいづくりと煙草
Date : 2012.07.10 / Category :
嫌煙権と言われ久しく喫煙されている方には厳しい世相になってきています。
住まいづくりの観点からみても、残念ながら禁煙していただくのが正解です。
なぜならこの30年ほどで以前とは比較にならないほど住宅の気密性は高まっているからです。
今現在 一般的な工法で普通に家を作ったとしても、断熱・気密に関する性能は30年前の数十倍となります。 したがって無知 無計画な住宅づくりをすると健康を害してしまう家がどんどんできてしまっていた時期があり社会問題にもなりました。
そのため建材の規制と合わせ計画換気を平成15年に制定したものがシックハウス法です。
さて法律で規制しなければいけないほどの気密性を持つ住宅の中で煙草を吸うことが何を意味するかはお分かりになると思います。
それでもどうしても住宅の中で煙草を吸いたい方におすすめは 他の部屋に影響のないクリーンルームと自家発電装置の取付 熱交換型の換気扇 循環型でない外気導入型エアコンを導入すれば大切な家族に影響はないでしょう。
安易に電気式換気に頼った高気密高断熱住宅は 電気が止まれば換気をしません。
また自然還流型の高気密は中越地方の冬では作用するモデルではありません。
家はどんな時でも家族を守る傘であるべきです。
結論 家造りと家族を考えたら煙草はやめましょう。