なんだか最近思うこと
Date : 2013.07.12 / Category : work/ まちづくり/ 家づくりアドバイザー/ 店舗/ 新築
Date : 2013.07.12 / Category : work/ まちづくり/ 家づくりアドバイザー/ 店舗/ 新築
Date : 2013.04.20 / Category : まちづくり/ プライベートデザイン/ 家づくりアドバイザー/ 新築
Date : 2013.04.13 / Category : まちづくり/ プライベートデザイン/ 住宅模型/ 未分類
Date : 2013.04.13 / Category : まちづくり/ プライベートデザイン
Date : 2013.03.02 / Category : まちづくり/ 家づくりアドバイザー/ 新築
他の建築業者で電磁波の対策はしてますか?していないと大変なことになりますと言われ不安なんですがと尋ねられるお客様が増えてきました。 そこで物好きの血が騒ぎ電磁波測定器を購入 文献やネットも調べてみました。まずは事務所にあったファンヒーターで試験を
真っ赤になってアラーム鳴りっぱなしメーター振り切れました。いろいろと試しましたが、電気製品で電磁波の出ていないものはありませんでした。
メーターが振り切れたのは自動車・蛍光灯・ファンヒーターでした。パソコン・携帯電話などは以外に大きくメーターが動きませんでした。
ネットの中では極低周波が害があるとか、特定の周波によって害があるという論調になっていますがしかし調べてみると紫外線や赤外線を含め総てのものから放出されるものが電磁波であり電気そのものも50ヘルツという周波で送電されていますから当然低周波が出てる論理となります。
高圧線などの下では低周波の影響ではなく高圧の電流によって磁界が発生するので鉄分などが一方に寄せられるため生理的にも影響があるのは論理的で納得できますが、一般家庭で発生する音や振動を伴わない電磁波はそんなに影響がないのではと思いますがどうでしょう。
ともあれお客の不安をあおったりそんなことを知ってるのはうちだけですよとかの刷り込み営業はやめてほしいものです。
ちなみにそうやって不安をあおった業者は対策として家をアルミホイルで包みこむといったそうです。 え?家電品が悪いといってるのに外をふさいでどうするの? なんだか中から出てる電磁波が外に出なくて蒸し焼きになりそうなイメージが。 窓はどうするのかな?
そういえばハイブリット車なんかはどう考えても普通の何倍もの電磁波が出てるはずなのに誰も何も言わないのは何故でしょう?
Date : 2013.02.21 / Category : まちづくり/ プライベートデザイン/ 家づくりアドバイザー/ 新築
低炭素住宅認定制度というものが昨年12月より運用されています。
あまり噂にもなりませんね。 どうしてでしょう? 実はこの認定要件は2020年までには義務となる予定です。住宅の設計をきちんとして採択できるものを選び 要件も2以上満たせば良いというものです。 内容は長期優良住宅とほとんど変わりません。けれど業者側からは面倒だとか難しいとかでほとんど利用されていません。
目標基準がきめられすでに断熱においては義務となる要素 しかも現在施工されている内容を検証するだけなのに敬遠されているとは、いかに住宅の設計がおろそかになり施工者側の意識が低いかわかりますね。 利用するかどうかはお施主様の考えとなりますが提示し考えていただくことも施工者の姿勢としては大事ではないかと思います。
Date : 2013.02.20 / Category : まちづくり/ プライベートデザイン/ 家づくりアドバイザー/ 新築
本屋さんに行けば住まいづくりの本 雑誌はいっぱいありますよね。
本 雑誌を選ぶガイドブックが必要なほどです。
それほど家造りには迷い・戸惑い・不安がいっぱいです。 けれど迷ったら聞いてみることも大事です。
しつこい営業が怖いから聞けないとはよく言われますが、そもそも住宅会社には二通りあります。 営業マンがいて、TV チラシ広告を行っている会社はそもそも販売が会社の目的ですから問い合わせがあれば仕事として営業をします。
聞くべきは工務店で住宅建築を仕事とし経営者を含め全員が家造りのために建築士そのほかの資格を持っていてすべて自社で設計から施工監理をしている会社です。
そういった会社には販売のための営業マンはいません。 しつこい営業などは物理的にできません。 けれど相談があれば建築士としての公平さをもって疑問点や迷いに真摯に対応してくれ今思っていることに応えてくれるるはずです。 また聞いたうえで余所を選ぶこととなってもその人のためになったのだと喜ぶはずです。
勇気を出して聞いてみればきっとベストな道が開けます。
Date : 2013.02.16 / Category : まちづくり/ イベント/ 家づくりアドバイザー
住宅街の中にひときわ目立つ 本物の木の外壁 目を引きますしさわやかな感じもします。
けれど火災などのリスクについて設計者はお施主にお話ししたのでしょうか。
住宅の外壁は都市計画区域によって防火の程度が定められています。
木の外壁でも下地等に不燃材を使うなどすれば建築基準法上はなんの問題もありません。 デザインやエコの観点から規制は緩和されています。
しかし多くの設計者がわかっていないのは 耐火・防火の内容です。
たとえば一時間耐火といえば隣で火が燃え盛っても一時間は大丈夫とイメージしていることが多いと思いますが、実はコンクリート造りや鉄骨造りでも実際に起こってしまった火災に対しては建物はほとんど無力です。
一時間耐火とは火災が起こってしまった場合 一時間は建物が倒壊や重大な損傷を起こして他に迷惑をかけない時間のことを指します。
木造住宅における防火構造とは 自分のところからの発火ではなく お隣 近所から火災が発生した場合に避難できる時間を確保するための定めです。 そこに規定された時間はわずか20分です。
私は消防団員として実際の火事には何度も遭遇しています。 火災が発生した場合 お隣と10メートル以上離れていたり 道路を挟んでいたとしても消火活動が遅れた場合必ず類焼します。
農村で林を挟んでいるような家々でも簡単に火は燃え移ります。
木の外壁の場合 基準法上の時間だけ家の中に火の侵入は防げても外壁全体はすぐに燃えてしますことが想定されます。
自分の家の周り半径50メートル以内に将来にわたり絶対に他の家が建たないという保証でもない限り木の外壁は防火を目的に作られた外壁よりもリスクがあると私は考えています。
このリスクを設計者はお施主に話しているのでしょうか? まさか何も話さないでデザインのために設計者自ら木の外壁を採用することをお施主に薦めているのであればただのエゴイズムであると私は思います。
設計者であればこのリスクはしっかりとお施主に説明したうえ、それでも採用したいとの意向があればそこからベストを尽くすべきです。
赤坂プリンスホテルが解体されています。 テレビや新聞・雑誌でも画期的な工法と持ち上げていますが、わたしは疑問です? 老朽化したと言って たった26年で解体される高層建築とはなんでしょう?
木造住宅の寿命よりもはるかに短い期間です。 計画に2年 工事に3年 使用期間26年 解体に1年 これのどこが画期的な工法なのでしょうか? このホテルを技術・工法とも総力を上げよみがえらせることが本当の技術ではないでしょうか? 普段 エコ 省エネ と言っているメディアが何故声を上げないのでしょうか? コストが理由と発表されていますが、実は解体後は今の建物の1.5倍以上の建物が建つようにこっそりと都市計画や周辺法も改正されています。 本音は建物を修繕するよりも新しい建物で面積を広げたほうが収益が上がるからと、なぜかそこだけは官民・メディア一体となって突き進んでいるような気がします。 こんなことが他の高層ビルでも行われれば、都市の建物がたった30年以下の寿命でどんどん取り壊されていけば 単なるスクラップビルドに逆戻り こんな国それこそ他にはないですよ。
南海トラフ三連動地震の被害想定が本日発表されました。 想定出来る最大限の震度階に於いて 想定死者数32万人という 途轍もない数字が挙げられています。
中でも、建物倒壊による死者が8万2千人 津波による死者が23万人ということですが、避難対策と建物の耐震化率を100パーセントにすることにより その 8割もの命が奪われることが無くなるとの試算も出ています
つまりこの三連動地震の震度想定は現在想定できる最大の震度ですから、今まで起こったケースの地震であれば、避難経路がしっかりしていて、建物が初期地震に耐え 避難の妨げにならなければほぼすべてのケースに於いて奪われてしまう命は無いという事です。
やはり耐震化は大切なことです。 大きな地震の経験後 新潟県ではなんとなく耐震診断 耐震化に醒めたところがありますが、これからも声をあげ勧めていこうと思います。
国土交通省は11日、男性3人が1級建築士免許証を偽造し、新潟、三重、大阪各府県で建築士に成り済まして業務を行っていたと発表した。3人によって建てられた建物は確認されていない。他にも同種の事例があるとみられる。
国交省は建築士法に違反するとして、関係先に刑事告発するよう依頼するほか、来週にも全国11万カ所の建築士事務所に所属建築士の免許登録を確認するよう文書を送付する。
国交省などによると、3人はいずれも建築士資格を持っておらず、他人の免許証のコピーを切り貼りするなどして名前と生年月日の部分を自分のものに差し替え、免許証を偽造していた。
三重県では建築士事務所を開業し、建物を建てるために必要な「建築確認申請書」2件を県に提出。新潟県では大手住宅メーカーに勤務し、契約時に持ち主に設計内容などを説明する「重要事項説明」を行っていた。いずれも建築士免許がないとできない業務という。
なりすましの建築士の問題はずっと以前からです、ここ最近はインターネットを利用しネットだけ建築士も急増しています。
大手住宅メーカーがリスク回避と社内リストラを進めるために取った個別の設計を無くし設計外注する手法を中小も真似た結果 規格化パターン住宅が増え、建築士を必要とする部分を申請のみとした弊害です。
無垢材や自然素材を多く取り入れる家が多くなっています。 それは良いことなのですが、ハウスメーカー 工務店さんの中には、無垢 自然のイメージが出しやすいと外壁にも木材を使っているのがここ最近多く見られます。
しかし私は 法規上OKであっても、安易に使ってはいけないと思っています。 何故なら法規上の延焼の恐れが無いという言葉が示しているのは、隣の家事を発見してから、逃げる猶予が有る、命だけは守れるのというが趣旨です。
私も消防団に在籍し実際の火災に何度も対処してきました。
建築法規の二階で5m 一階で3mの距離などは、火災時には気休めです。燃える部分があれば、二軒くらいは簡単に飛び越してもあっという間に燃え広がります。もし法規をクリアしてると施工者側が勧めても、将来近隣に絶対他の家が建たない保証がない限り、安易に木材の外壁は使わないことです。 設計者の中には、大断面集成材やログハウスの木材の使い方を外観だけで判断し同じように使えると誤解している場合が往々にして見受けられます。
しかし住宅の基本は 生命 財産 を守り 家族を見守ることを設計 施工者は忘れてはいけません。
建築の歴史はつねに火災と地震に対峙してきたのですから。
昨日 お施主様と進行状況の確認と色決めなどの打ち合わせを現地で行いました。 お施主様には、毎回休日にお越し頂き御面倒をおかけしています。