私の現場日誌

カテゴリー:プライベートデザイン

家造りと風水

Date : 2013.02.19 / Category : プライベートデザイン/ リフォーム/ 家づくりアドバイザー/ 新築

昨日は家相のお話でしたが、今日は風水についてです。

最近は家相よりも風水のほうがさまざまな本や情報があって家造りに興味のある方はこちらのほうに興味があったり、家相と風水を同じと考えられている方も多いようです。

家相については昨日の記述の通り 古来からの日本の気候風土をもとに各地の特性を取り入れたものですから、建築設計者にとってはそれにだけとらわれるのでなければ、キチンと設計にも取り入れるべき事象もあり総てを否定すべきではなく現在の生活を踏まえ取捨選択すべきというのが私の認識です。

さてそれでは風水についてですが、あくまで私的な意見としてになりますが建築の視点で考えてみた場合 方位 気候的に合致しない部分が多いようです。

その原因はどうやら風水における中心点は中国のあのお城らしいです。 その地点からの気の流れを考察しているものであり 日本の家相のそれぞれの建物の重心から気候風土に合わせた考察とは違うものらしいというのが結論です。

私的な意見ですが、風水については禁忌的方位などはあまり気にすることはないとは思います。

けれども色や角の使い方などインテリア デザイン的要素として感性に訴えたりする部分は流石に長い歴史から発生しているなと思わせられることがたくさんありますね。

見附の家

Date : 2013.02.13 / Category : プライベートデザイン/ 住宅模型/ 新築

3月より着工予定の 見附の家 完成模型です。 昨年末より打ち合わせを重ね模型提出も二度目となりました。 敷地の検討 日当たりの検討 そして高齢のお母様も同居と言うことで お子様の未来と使い勝手 将来への可変性を大事にした間取りにしました。

これから耐震や断熱の性能検証と材料選定を行い申請図を作成しながら細かな変更 ご要望をより具体的にしてゆきます。

住まいは自動車とは違います。

Date : 2013.02.07 / Category : プライベートデザイン/ 家づくりアドバイザー/ 新築/ 未分類

綺麗な展示場やショールーム 商談室を用意してまるで自動車のように住宅を“販売”するのが当たり前のように行われるようになってから結構な年月が経ちました。

けれども住宅と自動車は決定的に違います。

自動車は自動車学校に通い運転免許証を取得しなければ運転できません。だから自動車を購入する人は自動車に触れ 運転方法や共通の構造をわかった上で比較検討して購入することができます。

住宅は購入するのに学校や免許は必要ありません。 だからきちんとアドバイスをする人間が必要です。

もともとは 一般の人たちにとって 人生においても何度も建てるものではないしまして高額な住宅づくりにトラブルを防止しアドバイスをし住まいづくりのガイド役となるためにも建築士という資格は存在しています。

建築士とは建築の知識だけではなく、要望に応えプランを纏める試験にも合格したものです。 プランや要望についての相談はどんなメーカー 工務店でも建築士と行うようにしましょう。

うちには建築士がいないとか プランは他の者がしますは論外です。

そもそも建築士と話し合わずに家造りを進めていくのは お医者さんに行ってそこにいた医材納入の人に治療してもらっているようなものですよ。

集いの家 熱く打ち合わせ!

Date : 2013.02.06 / Category : プライベートデザイン/ 新築

完全分離二世代プラス 娘夫婦 二家族のための部屋を持った集いの家
ご夫婦・お母様と夕方から打ち合わせ。
若旦那も忙しいなか 新潟の現場から駆けつけてきていただきました。

建築模型を前に時間が経つにつれそれぞれの家に対する熱い思いが溢れてきました。

20130206-212255.jpg古い家での思い 亡くなったお父さんの思い
これからの新居での暮らし 今までの愛着のある家具たち 断ち切らなければいけない思い出の品々
三代に渡り受け継いできた着物のことには思わずお母様は涙も………。
こうしていろいろな思いを吸い込んで新しい住まい造りは進んでゆきます。

今年の建築業界は?

Date : 2013.01.07 / Category : news >/ プライベートデザイン/ 未分類

本日から巷も仕事始めということで急にあわただしくなってきました。
 けれど本格的な動きにはいまひとつこの雪が邪魔というところですか。

ふと考えたら、約30年前には住宅を造るのには営業マンという存在がなかったのに気が付きました。
 いろいろと記憶をたどったり 調べていくと建築・住宅業界の変化が見えてきてなんだかおもしろくなってきたので、何回か考えてみたいと思います。
 

地盤改良 ハイスピード工法開始

Date : 2012.09.25 / Category : プライベートデザイン/ 新築

地盤改良工事始まりました。環境に影響を与えず、セメント攪拌の一般改良の様な六価クロムの心配も無く、将来の撤去の可動性も無いハイスピード工法です。 簡単にいうと、砕石を振動を与えながら柱状に施工します。 地下水は透過させ セメントや鋼管の様な経年劣化や環境への影響が有りません。ただし使える地盤はやや限定される傾向にはあります。以前から採用していたのですが、お施主様からもハイスピード工法は出来ますかとのお申し出があって良く勉強されているなと感心しました。

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工事の完了時がハイスピード工法の良さが出るので、明日もアップします。

美容室 地鎮祭

Date : 2012.09.07 / Category : プライベートデザイン/ 店舗

20120905-104848.jpg 9月5日 柏崎のAIビューティーサロン 移築工事 の地鎮祭でした。 中越沖地震での被害でお店が傾いてしまい、応急修繕を他の工務店が行ったのですが、漏水や雨仕舞は考慮せず傾いたまま床だけを水平にするという荒技で土台が痛んだりシロアリが入ったりでついに建て直すことに。
お店でもデザインは勿論 耐久性やそこで働く人 利用する人のことに気を使わなければ建築はすべきでは無いと思います。 何はともあれ、地鎮祭で気を引き締め頑張らせていただきます。おめでとうございます。

新しい提案模型です。

Date : 2012.09.02 / Category : プライベートデザイン/ 住宅模型

8月の末に 家を創りたいのですがと 突然事務所においでいただいた若いご夫婦の提案模型が出来ました。
どうしてうちを選んでいただいたのかと尋ねると、家づくりを検討してハウスメーカーや工務店選びで迷いに迷っているところで、人づてに聞いたらただひたすらサンセイ技建が真剣そうだからとの !! 嬉しいです。

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20120902-180439.jpg 今のところ大きな家は望んでいないけれど、子供たちの将来について真剣に考えていられます。 たくさんの子供たち その友達がのびのびと遊べるスペースをプランニングして最初のご提案です。

元(はじめ)の家の基礎

Date : 2012.07.06 / Category : news >/ プライベートデザイン/ 新築

完成の近づいてきた元(はじめ)の家ですが、よく見ると周りの建物とあきらかに違っている部分があります。  階段がほかの家よりも一段多く また基礎に一本ラインが入り 見た目でも高さが全然違っています。

 

 

 

 

 

 

 

なぜ こんなに違うのでしょうか? 私はお施主様が将来にわたってこの家に住んでいただくため精一杯の設計をさせていただいています。 工事の手が離れてから先の長い将来も長持ちし健康を守る住まいであってほしいために これ以上 周りの土の高さを上げてはいけませんとラインを入れています。また床下の通風を守るために他社のべた基礎よりも数十センチ高さを上げています。 鉄筋の間隔 太さも最適になるよう設計の都度構造計算をやり直しています。

写真の 低いほうの基礎は循環型高気密の家ですが、これではまだ施工の途中から澱んだよくない空気を 循環させてしまう予感がしてしまいます。

私たちの行うすべての設計工事は 長く将来にわたりお施主様がが快適に住み続けていけるようにとの願いからです。

こんな家もありました。中堅有名メーカーですが、もう引き渡されお客様が住まわれているのに配管はむき出し しかも基礎を破って横に配管が入っています。これでは遠からず床下が湿って澱んでいくことになるでしょう。

年間数十棟も建築している会社とは到底思えません。

 

 

 

 

 

 

循環型高気密高断熱住宅に思う。

Date : 2012.07.04 / Category : news >/ プライベートデザイン/ 新築/ 未分類

高気密高断熱住宅に加え、最近は地熱利用などの循環型高気密高断熱を売りにする工務店さんも増えてきました。  元の家近くでもパネル式耐力壁、地熱利用高気密高断熱の家が建築中です。 近くなのでどうしても現場作業が見えてしまって??? 高気密高断熱なのに作業している大工さんが休憩時に建物内で一斉に煙草を吸っている姿にびっくり  今手がけている家にお施主様がどういう思いを託しているのか伝わっているのでしょうか?・・・・・・・・・

まあそれはそれ、工務店さんにもいろいろな考えがあることでしょうから。

循環型高気密高断熱は図のようなシステムで成り立っていると説明されています。では何が問題なのでしょうか。 あくまで私的な意見です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

単純に言って、雪が積もれば屋根頂部で排気ができないので冬季は空気が循環していない。

もう一つは普段の生活でまず見ることのない床下や小屋裏のをあえて家じゅうの熱交換のために循環させていることです。

給排水の通っている床下やほぼ確実にお客様ご自身で見ることのないだろう小屋裏などの循環空気はあまり積極的に使うべきではないと思います。  イラスト上では出ていくだけなので入ってくることは無いと多分に反論されるとは思いますが、実際は入ってくることがなければ出ていくこともありません。  万一にもそんなことはないとの反論は、空気の還流が建物形状によって解析され実証されていない限り空論でしょう。

強制的に機械換気を行っても澱みはできます。仮に強制換気で計画すれば電気が止まれば建物は死にます。 配管は経年劣化があります。 人間が快適な環境は菌類 昆虫 小動物にも快適な環境です。

完璧な計画ができない限り見えない部分の空気を私は積極的に循環させたくはありません。

 

めんきちさん アフター

Date : 2012.06.12 / Category : プライベートデザイン/ 店舗

昨年外装リニューアルをさせていただいた蓮潟の ラーメン めんきちさん
給湯器の調子が悪いので取り替え工事をさせていただ 今日はアフターに 伺いました。

20120612-183438.jpg 女将さんから開口一番 折角外がおしゃれで綺麗になったから中も改装したいけど、世の中景気が悪くてお客さんが少なくなってるんだよね。と 本当に一昨年から一様にそう言われます。けれども明るくなることを願って頑張りましょう!

クレアドール クレアドールアンブローテ

Date : 2012.06.09 / Category : プライベートデザイン/ 店舗/ 新築

昨年新規テナントを開店した十日町のクレアドールさんから お客様の車の乗り入れが上手くないのでどうしようとご相談があり訪問しました。なんだかここ最近美容室さんつづきです。
クレアドールさんは4年前に店舗兼住宅を造らせていただき、その後順調にお客様 スタッフさんとも増えて昨年末にはクレアドールアンブローテという別館をすぐ近くに造らせていただきました。

クレアドール=創造する。 アンブローテ=蕾 お施主様の考えられたお店の名前です。
いい題名をいただくと やはり一生懸命その名を活かそうと思います。

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Gem hair. リフィールプラン

Date : 2012.06.02 / Category : プライベートデザイン/ 店舗

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一昨年店舗住宅の新築をさせていただいて柏崎のgem hair ジェムヘアーさん お客様 スタッフ共に増えカットチェア増設とイメージのリフィールを考えたいとのご依頼です。
商売繁盛しかも子宝にも恵まれたお施主様 デザインから施工まですべてをお任せいただいた自分にとって嬉しい限りです。 最初のデザインはgem =原石 というコンセプトでした。
今回はお客様から ハーレーダビットソン みたいなイメージが出ないですか?
とのお題 ? では革新する伝統とグイグイ入れ食いのバスみたいなトルク感で行きますか!

精密機械工場 設計室模型作成

Date : 2012.05.21 / Category : プライベートデザイン/ 住宅模型/ 店舗/ 新築

工場の設計 試作研究棟の第一模型作成しました。 さてこれから発注者側との実施設計に向け検討が始まります。 住宅造りも同じですが、まず施主様の意見 考えを設計側がどの様に受け取ったのかを見てもらう事そして形にしたことから、お互いに新たな気付きがあって欲しいことが模型作成の目的です。 20120521-194959.jpg

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春先の訪問1

Date : 2012.04.26 / Category : プライベートデザイン/ 新築

建築させていただいた 御宅 お店に春先のメンテナンス訪問
昨日は 茶室やあずまや 本宅を造らせていただいた御宅です。
茶室はほんの4坪でしたが、設計 しつらえ 思いっきり悩みました。
いい勉強でした。

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建築してから二年がたちましたが 段々といい味が!
お施主様も公開されると嬉しいなとのことでそのうちに本宅や祠も写真アップします。
茶室はお申し出があればどんどん茶会などに使ってください、その方が建物が喜びますとのことでした。

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