住宅にも省エネ法
Date : 2013.02.13 / Category : 家づくりアドバイザー
Date : 2013.02.13 / Category : 家づくりアドバイザー
Date : 2013.02.12 / Category : 家づくりアドバイザー/ 新築/ 未分類
自然素材 無垢の木材を使った家にはメリットがたくさんあります。
何よりも健康的なイメージがありますね。
しかしシックハウスの原因はさまざまです。ひとつだけの要因でシックハウス症候群が引き起こされるとは限りません。 自然素材 無垢材だから絶対に安全と信じ込んでしまうのも考えものです。 たとえば無垢の木材でも輸入木材は殺虫剤 防腐剤を注入されたり防疫のため燻蒸処理されていたりします。 それらが完成後の密閉された室内で日光にあたり揮発して害を及ぼしたりする例もあります。また有名自然素材塗料の中でも実験の結果直射日光で有害揮発物質が出るので室内使用は適さないとされているものもあります。
そして、木目がキレイで家具にも使い安いランバーコアという材料もカット時の粉塵や日光によって表面からでる臭いがシックハウス症候群が引き起こす例が多くあります。 どの材料も 認定されていてフォースターF★★★★ は取れていたりします。
しかしフォースターF★★★★に規定されている物質だけがシックハウス症候群の原因物質ではありません。 着工 工事前には設計者などにどのようなものをどのような根拠で使うのか確認しましょう。
Date : 2013.02.09 / Category : 未分類
昭和40年頃までの住宅は棟梁が建てる家が大半を占めていました。今では棟梁=大工のようになってしまってますが、 そのころは棟梁、大工との役割の違いは大きく違っていました。
その頃の大工とは木工事においてノミ カンナ ノコギリ 玄能などの道具を使う職人であり、木造において一番多くの工程 道具を使うので大工と呼ばれたそうです。
そして棟梁とは、顧客の要望を聞き その土地 気候風土に合った建築を考え 丈夫な木組みを考え 番付と呼ばれる柱梁の配置図を作り 木材に墨付けと呼ばれる加工用の線を引き 大工はもちろん 左官・瓦・建具などの専門職を使いこなし 予算を管理する およそその現場に関わるすべての職人の上に立ち現場を纏めてゆく役割の者をさしました。
棟梁とは大工ができるから成れるのではなく、現場を知り規矩術(きくじゅつ)と呼ばれる高度な設計手法を習得したものしかなれませんでした。
現在においてその役割はまさに建築士が担うべき役割です。 私たちはお客様にプラン 予算組 施工 設計監理まで自社で一貫して行える 現代の棟梁との心意気を持って住まいづくりに取り組んでいます。
豆知識ですが棟梁 大工の神様はなんと聖徳太子なんですよ。
住宅街の中にひときわ目立つ 本物の木の外壁 目を引きますしさわやかな感じもします。
けれど火災などのリスクについて設計者はお施主にお話ししたのでしょうか。
住宅の外壁は都市計画区域によって防火の程度が定められています。
木の外壁でも下地等に不燃材を使うなどすれば建築基準法上はなんの問題もありません。 デザインやエコの観点から規制は緩和されています。
しかし多くの設計者がわかっていないのは 耐火・防火の内容です。
たとえば一時間耐火といえば隣で火が燃え盛っても一時間は大丈夫とイメージしていることが多いと思いますが、実はコンクリート造りや鉄骨造りでも実際に起こってしまった火災に対しては建物はほとんど無力です。
一時間耐火とは火災が起こってしまった場合 一時間は建物が倒壊や重大な損傷を起こして他に迷惑をかけない時間のことを指します。
木造住宅における防火構造とは 自分のところからの発火ではなく お隣 近所から火災が発生した場合に避難できる時間を確保するための定めです。 そこに規定された時間はわずか20分です。
私は消防団員として実際の火事には何度も遭遇しています。 火災が発生した場合 お隣と10メートル以上離れていたり 道路を挟んでいたとしても消火活動が遅れた場合必ず類焼します。
農村で林を挟んでいるような家々でも簡単に火は燃え移ります。
木の外壁の場合 基準法上の時間だけ家の中に火の侵入は防げても外壁全体はすぐに燃えてしますことが想定されます。
自分の家の周り半径50メートル以内に将来にわたり絶対に他の家が建たないという保証でもない限り木の外壁は防火を目的に作られた外壁よりもリスクがあると私は考えています。
このリスクを設計者はお施主に話しているのでしょうか? まさか何も話さないでデザインのために設計者自ら木の外壁を採用することをお施主に薦めているのであればただのエゴイズムであると私は思います。
設計者であればこのリスクはしっかりとお施主に説明したうえ、それでも採用したいとの意向があればそこからベストを尽くすべきです。
Date : 2013.02.07 / Category : プライベートデザイン/ 家づくりアドバイザー/ 新築/ 未分類
綺麗な展示場やショールーム 商談室を用意してまるで自動車のように住宅を“販売”するのが当たり前のように行われるようになってから結構な年月が経ちました。
けれども住宅と自動車は決定的に違います。
自動車は自動車学校に通い運転免許証を取得しなければ運転できません。だから自動車を購入する人は自動車に触れ 運転方法や共通の構造をわかった上で比較検討して購入することができます。
住宅は購入するのに学校や免許は必要ありません。 だからきちんとアドバイスをする人間が必要です。
もともとは 一般の人たちにとって 人生においても何度も建てるものではないしまして高額な住宅づくりにトラブルを防止しアドバイスをし住まいづくりのガイド役となるためにも建築士という資格は存在しています。
建築士とは建築の知識だけではなく、要望に応えプランを纏める試験にも合格したものです。 プランや要望についての相談はどんなメーカー 工務店でも建築士と行うようにしましょう。
うちには建築士がいないとか プランは他の者がしますは論外です。
そもそも建築士と話し合わずに家造りを進めていくのは お医者さんに行ってそこにいた医材納入の人に治療してもらっているようなものですよ。
Date : 2013.02.06 / Category : プライベートデザイン/ 新築
Date : 2013.02.05 / Category : 家づくりアドバイザー/ 新築
家造りの手順には決定的な正解はないのですが、ほぼ間違いなくうまくいかなくなる手順は存在します。 いくつものパターンがあるのですが最近多くなってきた営業手法をまずご紹介します。
《家造りはわからないことがいっぱいあります。私もよくわからないのでご一緒にお茶しながら夢や希望を話すことから始めませんか?》
一般工務店向けにローコスト住宅のコンサル指導をする会社が編み出した手法です。 他業種から転業してきた経験の浅い営業マンのための手法です。
今はSNSなどを利用すれば実際に会うまでは経歴などはわかりませんしネット上の簡単な回答はその都度しらべてからでも表面的な答えとしては十分です。
警戒感を緩和するために会社ではなく喫茶店などを利用するのも王道パターンです。
またこの手法の便利な点は実際に会ったその場では回答やアドバイスを一切することなくお施主の言葉にうなづいて “私も解らないんでこれから御一緒に考えましょう。きっといい方法が見つかりますよ。”と言ってしまえばこの会社がどんなものを作っているのか、どんな考えを持っているのかを一切語ることなくお施主の考えを聞き出せてしまいます。
あとは会社に戻ってから報告 会社(工務店)はお施主に対しフレーミング(無意識化の囲い込み)ができる一番合った商品や言葉を用意することができます。
なぜなら夢を語ってくださいと聞き出す手法とは実は夢が実現できないのはなにが障害になっているのかを聞き出す方法だからです。
迷った人ほど現実を知っています、言葉の端々からは実際に手の届く範囲と予算が読み取れてしまいます。
クリアできない障害を聞き出しているわけですから次回のアポイント時にはその回答を用意して行けば、他業種から転職したとしても営業はもともと売るのが仕事ですしまた往々にして迷っていたお施主は何らかの方向が見えると一度すべて話したことですので望んでいるものはこれだったと錯覚もします。
ではなぜにこれが家造りに失敗する方法なのか。
それはこの手法を使う工務店 営業マンはそれぞれ家造りに対する経験が建売やパターン売りしかしてこなかった結果この手法を取らざるを得なくなってしまったことに陥ってしまっているからです。
この後どういう道をたどっていくかといいますと、何度か打ち合わせを繰り返していくうちにほぼ確実にお施主の知識・熱意が工務店・営業マンの知識を上回ってしまい、お施主はなんだか違和感を感じることに、そこで断ることができるか、ずるずるとそのままになってしまうかが運命の分かれ道となります。
うまく断ることができても間違いなく時間の無駄 その焦りからさらに不本意な家造りになってしまうことも
ただ私も単なる営業マンの悪口を書いているわけでもありません。彼らも決して悪気があるわけではありません。 会社としての方針なら従うしかないでしょう。
むしろこのような営業手法を使うことによってまともな建築の勉強の機会を失い 知識がないことを売り物にしたり事にはある意味同情します。
けれどこれでは誰も幸せにはなれません。 建築屋の家造りはお施主の幸せに奉仕することが最大の目的です。
Date : 2013.02.04 / Category : 家づくりアドバイザー/ 新築
Date : 2013.02.02 / Category : イベント
Date : 2013.02.01 / Category : リフォーム
うちのばあちゃんの家の給湯器が壊れたみたいなので、近くの設備屋さんに見てもらったら交換で30万円かかると言われてばあちゃんが困ってるんだけれど本当なのか見てもらえないかなと頼まれました。 さて一緒に行ってみると?
どう見てもこの器械の交換が30万円かかるのはあり得ません。
しかもなんだかおかしい?? これってコンセントが抜けてるだけ?
コンセント入れ直すと作動し始めました。 さて故障の原因は、フィルターの詰まり
分解して設定リセットで直りました。 つまり近くの設備屋はなにもせずフィルターや電源もチェックせず 高齢者の家だからと甘く見て 交換が30万円と言ってただけ?
これは間違いなく詐欺と言っていい。 許せる範囲を超えてますね。
Date : 2013.02.01 / Category : イベント
Date : 2013.01.30 / Category : 住宅模型/ 家づくりアドバイザー/ 新築
Date : 2013.01.29 / Category : 新築
最近 テレビ等のCMも多い55※ 88※ 100※万円の家って個別に見積り貰って見たけれど、
どの程度の家なのか教えて欲しいとお問い合わせがありました。
二社からの見積りと簡単な仕様書を見せてもらい実際の現場も外から見てまわり、
資材ルートや出入りの大工さんにも聞いてみました。
結論から言いますと、これで受注すれば工務店は儲かりますね!
建築基準法レベルでは何処にも違反がない程度にはなっています。
コストダウンもそれぞれの工事毎には工夫されてます。
ただコストダウンを個別に集めているので、家全体のまとまりが有りません。
安い工事の集合体になってしまっています。
そして、どの家も柱 梁などの構造上重要な材料がホワイトウッドの集成材です。
この材料は湿度が高く 冬季が雪に埋もれる新潟県には決定的に合いません。
放っておけば半年足らずで腐朽してしまう様な材料です。
家には10年以上は住まないし、すぐに壊す決意を持った方以外にはあまりお勧め出来ません。
Date : 2013.01.28 / Category : 未分類
近代住宅の設計や住宅エッセイストとして一時代を担われた宮脇檀(みやわきまゆみ)という設計家がいられました。
数々の名言も残していられます。その中で建築に携わる者としてかみしめなければいけない言葉もあります。《望まれるまま綺麗で完璧な家を作ったら子供は子供室に夫は書斎にと家族がなくなってしまう。・抜粋・》 住宅の提案をすることはその家族の幸せを願わなければなりません。 安易に夢を語ってくださいなんでも思うままにしますという営業手法が横行していますが、住まいで幸せのあり方が変わるということはよくあります。
住まわれる方の事を想い 時には意にそぐわないと思われることもプロとして進言 メリット デメリットをすべて提示してより良い住まい造りを目指さなければいけません。
Date : 2013.01.25 / Category : 未分類
住宅関連では来年度の消費税の導入による悪影響を出来るだけ回避するために、減税期間の延長 金額の拡充や長期優良住宅などの助成金優遇などが盛り込まれています。 増税後の優遇措置を 拡充することによって、駆け込み需要など急いてしまってのトラブルを起こさないよう誘導している気配がありますね。
気をつけなければいけないのは、大きなハウスメーカー ビルダー ともに、 金額が安いパッケージ商品を主軸にして駆け込み需要で売り抜けようとしていますが、 今年度中盤から政府・行政として、これからの住宅の姿として省エネルギーやサステナブル 高齢化 防災などを盛り込んで 新たな基準 、目標が設定されていくこととなっています。
そのために大手ハウスメーカー ビルダーは基準が変わる前に契約してしまわなければなりません。
また、地元業者や工務店にしても、そういったことを知らずに旧態以前の工法や設計となってる例も多く有ります。
長い目で見ると住宅の性能が違えば消費税差額分などは、すぐに消えてしまいます。
キチンと説明の出来る 設計者と相談できるのが一番ですね。