先日『(外国の人より)日本人の眼は微妙な色の違いが判別できるんですよ。』
という話がありましたが…
女性建築士の想うコト「ココロが穏やかになる色」→http://www.sun-say.com/miz-blog/5462.html
色は、人に多くの情報を与え、心身へ影響を与えています。
例えば、自然の緑を眺めると落ち着きますよね
青や緑には心身をリラックスさせ、情緒を安定させる効果があります。
反対に、オレンジや黄色などの色は、脈拍数や呼吸数、血圧を高め、自律神経を刺激します。
元気になるビタミンカラーですね!
寒色系は暑い夏に涼しくなる色。
暖色系は寒い冬にあたたまる色。
夏に暖色系は暑苦しく感じてしまいますよね。
色で感じる“温度”の違いにも、人は敏感です。
家づくりを見てみると、“白”は内装の多くに使われる色。
壁や天井に使うことで、空間を広く見せたり、明るくしたり、清潔感も与えてくれます
しかし、床も壁も天井もカーテンも家具も…と、何から何まで白一色で統一してしまうと、どうでしょう?
清潔感を与えてくれる白は、同時に緊張感も与えてしまうため、安らぐことができず、居心地の悪い空間になってしまいます。
家の中でもシャキッと緊張感をもって生活したい!という方は別ですが、大半の方が居住空間に求めるのは、やはり落ち着ける場所
外に出たら何かしらのストレスを受けるもの。
家では思いっきり、くつろぎたいですよね。
白を基調としたインテリアを望む場合には、
アクセントカラーをうまく使うことで、雰囲気を演出することができます
また、同じ白でも質感によって与える印象も変わってきます。
そして、“きなり”という色。
自然を感じさせる“アースカラー”は日本人に馴染み深く、やすらぎを与えてくれます
日本の和の空間は、自然の色そのもの。
デザインは変わっても、心に響くものって変わらないのかもしれませんね。